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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

時間を無駄にしない休憩の取り方は? 読書日記『自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法』ジョン・トッド 著

 

自分を鍛える!: 「知的トレーニング」生活の方法 (単行本)

自分を鍛える!: 「知的トレーニング」生活の方法 (単行本)

 

 

今日の読書日記は、『自分を鍛える!「知的トレーニング生活の方法」』から、休憩の取り方について。

 

 

一度に何時間も続けざまに難しい問題を考えたり、一つの課題だけに長時間頭を使うことのできる人はまずいない。

 

たいていの人は途中で休憩することになり、するとせっかくまとまりかけていた考えもばらばらになってしまう。せっかく集中させた思考を維持しようと努力しない。

 

頭の鮮度を再びよみがえらせるのは、ぶらぶら休息するのと同じく、勉強する対象に変化を持たせるだけでも可能なのだ。

 

われわれの父親や今日のドイツ人たちが一日に16時間も勉強に専念できたということは、驚きに堪(た)えない。

 

頭が疲労するまで一つの勉強をし、それから他の、頭が休まると同時に活力が湧いてくるような勉強に取り組むというふうにしない限りは、誰だってこんなに勉強できるはずはない。

 

これが時間を無駄づかいしない人間と、そうでない人間との違いなのだ。

 

人生で多くの業績をあげる人間は、前述のやり方を採用している。だから、一人の人間が一見両立し難いように見える能力や努力を必要とするいくつかの役目にたずさわり、しかもてきぱきと仕事を片付づけるようなことが実際に起こるわけだ。

 

そういう人は、いわば絶えず仕事をしながら、絶えず休憩しているということになる。

 

「われわれが自由に使ってよいことになっている天からの授かり物の中で、時間ほど貴重なものはないのに、一方で無頓着に浪費されているものもない。考えるとまことに不思議なことである。

 

実際、他のものだったらことごとくけちる人でさえ、最も大切な収入である時間だけは極端に無駄づかいしてしまう。

 

セネカはいみじくも言っている。

『時間に強欲になることは美徳である』と。

 

うまく使えば、驚くほど多くの時間を得することができるのである。」

 

誰であれ、その必要性を痛感しなければ、時間を有効に使おうとはしないものである。

 

いくら多く見積もっても、一生の間にわれわれに与えられている時間というのはたかが知れている。

 

その短い時間の中でできる限り多くを学び、多くの成果をあげなければならないということを忘れないでほしい。

 

寝るまでに何をどれだけやり遂げたいのか――これを、一日のはじめに確認したら、計画と実行の間に少しも無駄な時間が生じないように即座に実行に移すことである。

 

 

一日が終わったら、公正かつ徹底的にその日を反省し、できなかったことを確認しておきなさい。

 

 

頭が疲れているときに勉強するのは、時間の無駄である。

 

脳を休め、活力を早く取り戻すには、他の勉強にとりかかることである。

 

 

〈今日のコンテンツ〉

ーーーーーーーーーーーーーーーー

1. 休憩時間は思っている以上に長い

2. 走りながら休む

3. まとめ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

1. 休憩時間は思っている以上に長い

 

 

人間の集中力というのは、それほど長くは続きません。学校で授業を受けていた1時間程の時間でさえも、先生の話をずっと聞いていることは難しかったでしょう。

 

でも逆に、面白い小説を読んでいたり、ゲームなどをしていると気がつけば2時間くらい経っていた、という経験はどなたでもお持ちなのではないかと思います。

 

前者のように自分が積極的にやりたくないことに対しては、時間の流れが遅く感じて休憩したくなります。

 

その一方で、後者のように自分が積極的にやりたい場合は、休憩時間も惜しんでそのことをやり続けたくなります。「フロー状態」とか、「ゾーンに入る」という言い方をしたりもしますね。

 

 理想としては、あまり気乗りがしないことに対しても「休憩なんか要らないから、やり続けたい」という状態を作り出すことです。

 

とは言え、同じことをずっと続けていると、やはり頭も回らなくなってきますし、眠くもなってきますですから必然的に休憩は必要になります。

 

ただ、本当に「休憩」してしまった場合、つまり、お茶を飲んでぼーっとして、それから読みかけの小説に手を伸ばしてみたり、あるいはスマホでメールチェックなどを始めてしまうと、休憩前に行っていたことを再び始めることがかなり億劫になっているはずです。

 

「息抜き」して、そのまま全てのガスが抜けてしまった感じでしょうか。

 

再開しようとしたら、もう一度「やる気のガス」を自分に充填してやらないといけません。

 

休憩時間を本当に休憩している時間と、もう一度気持ちが乗ってきて、集中してその仕事勉強や勉強に取り組めるまでの時間と考えてみるとどうでしょうか。

 

式で書くと、

 

実際の休憩時間=休んでいる時間+頭の回転数が再び上がってくるまでの時間

 

ということになります。

 

私たちは普段、「休んでいる時間」は15分とか30分などと決めることが多いですが、この「頭の回転数が再び上がってくるまでの時間」というのは意識していないことが多いです。

 

休憩を取るまでは良いペースで仕事や勉強を進められていたのに、休憩後になるとペースが思った以上に上がらない。元の集中力が取り戻せない。

 

これは車に例えるならせっかく暖めたエンジンを、休憩を挟むことにより完全に冷却してしまったためだとも考えられます。

 

再びエンジンをかけることから始めないといけないので、その分の時間も失ってしまっていることにもなります。

 

 

2. 走りながら休む

 

 

では、どうすればよいのでしょうか?

 

 

本書で述べられているのは「他の勉強」に切り替えることで休憩する、という方法です。

 

それでは休憩にならないのではないか、という疑問も浮かびます。

 

ここで休憩の目的をもう一度考えてみましょう。なぜ、休憩するのかと言えば、

 

・リフレッシュの時間を取ることで、再びその課題に取り組む意欲を回復するため

 

です。

 

そう考えると、リフレッシュ、気分転換さえできれば、テレビを見たり、スマホを触ったり、小説を読んだりする必要はないということになります。

 

むしろそのようなことに時間を費やしてしまうことで、せっかく温まった頭の回転数がまた下がってしまうことの方が惜しまれます。

 

「休憩」の定義を普段よりもう少し広く考えれば、今取り組んでいること以外の「頭が休まると同時に活力が湧いてくるような勉強」を行うこともリフレッシュ、「休憩の1つの形」と捉えることもできるでしょう。

 

この方法であれば頭の回転数を完全に停止することなく休憩することもできるはずです。

 

そうすると、どうなるか?

先ほど休憩時間を表す式をこのように記しました。

 

実際の休憩時間=休んでいる時間+頭の回転数が再び上がってくるまでの時間

 

このうち、「休んでいる時間」は「他の勉強を行なっている時間」に置き換えられます。また、「頭の回転数が再び上がってくるまでの時間」は、他の勉強という回転数を維持したままの休憩を行なっているため、「ほぼゼロ」になるとみなすこともできるでしょう。

 

すると上記の式は、

 

実際の休憩時間=他の勉強を行なっている時間

 

となります。

 

つまり、睡眠や食事などの本当に避けられない生理的な休憩の時間を除けば、何時間でも勉強や仕事を続けられるということです。

 

これを成功させようと思ったら、「頭が休まると同時に活力が湧いてくるような勉強」をいくつか、あらかじめ用意しておく、ということですね。

 

それで、少し集中力が落ちてきた、と感じたら他の勉強に切り替える、というのを繰り返す。

 

私がやってみた感じだと、全く違う分野の勉強(例えば、文章を書くこと、財務の勉強、技術の勉強など)を入れてみるとかなり気分が切り替わり、それぞれの勉強に気持ちよく集中することができました。

 

もちろん、1つのことに集中した場合に比べてそれぞれの進度はゆっくりになりますが、飽きを感じたら切り替えることで、勉強の時間の密度を高められているという実感はありました。あと、疲れるので熟睡できました。

 

走りながら休憩もしている。この状態を当たり前に持っていきたいと思います。

 

 

 

3. まとめ

 

・休憩時間を考える時、頭の回転数を

    再びあげるのに必要な時間を考慮していない

    ことが多い。

 

・走りながら休むことで、頭の回転数を

    落とすことなく、勉強を続けることができる

 

・自分がやりたくて、かつ、必要であり、

    遠い分野の内容は気分転換の勉強としてお勧め

 

  

〈今日の読書を行動に変えるための
 個人的チャレンジシート〉
ーーーーーーーーーーーーーーーー

1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・自分を成長させるヒントを得る


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・時間に対してもっと強欲になるべき、

    という考え方を取り入れていく

 

・脳を休めるために他の勉強に取り掛かる

   という 考え方を取り入れていく

 


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・勉強の休憩は勉強で行うという習慣付けを

    行う


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・時間のロスが格段に減り、休憩という言葉に

    対する認識が書き換えられている

 

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