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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

読書日記『伝わる文章を書く技術』印南敦史 著①

 

プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術

プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術

 

 


今日の読書日記は『伝わる文章を書く技術』から、簡潔に書くことについて。

 

 

読ませる文章に必要なものの最後は 、 「簡潔さ 」です 。それは 、伝わりやすい文章を書くにあたって意識すべき最大のポイントであるといっても過言ではありません 。

 

難しいいい回しをしてみたり 、あまり使われない漢字や熟語を使ってみたり 、人はつい知的な感じのする 、また 、難しそうな文章を書いてしまいがちです 。 「自分は (人よりも )これを知っている 」 「自分はこれに詳しい 」など 、 「自分はこうだ 」ということを訴えたいときは 、特にその傾向が強くなると思います 。

 

が 、文章のうまくない人ほど 「難しさ 」に逃げてしまう傾向があると個人的には思っています 。だなんて書くのはいかにも偉そうなので 、実はまったく気が引けるのですが 、そこを避けては 「簡潔さ 」の必要性について語れないのも事実なので … … 。

 

それに実際に書いてみればよくわかるのですけれど 、難しそうに見える文章というのは 、意外に書けるものなのです 。 「伝わりやすい 」という点を無視できるので 。

 

逆にいえば 、本当に難しいのは 、簡潔に 、わかりやすく書くこと 。

 

頭がよさそうに見せることよりも 、柔らかな文体でわかりやすく書くことのほうがずっと難しいのです。

 

簡潔な文章に必要なことは、

平易な表現

わかりやすさ

これに尽きます。

 

当たり前すぎると思われるかもしれませんが、当たり前だからこそ奥が深く、簡単ではないのです。

 

伝わらなくては意味がないのです。だから、簡潔でわかりやすくあるべきなのです。

 

 

難しい言葉(涵養<かんよう>するとか親炙<しんしゃ>するとか)や、比較的最近登場した横文字の言葉(シンギュラリティとかFintechとか)があります。これらの言葉を覚えて当たり前に使えるようになることには、ちょっと憧れていました。

 

でも、そんな言葉を使っても「伝わらない」。確かにそうですね。そもそも難しい言葉を使いたくなるのには、「自分の知識をひけらかしたい」という気持ちが間違いなくあります。「自分はこんなに物知りなんだ」ということをアピールして優越感に浸りたい、他者から認められたいという思いが。

 

難しいことを難しいままに話したり、書いたりする。これは多分誰にでもできることでしょう。一方で、難しいことを分かりやすく話したり、書いたりする。これは誰にでもできることではありません。だから池上彰さんのような方は貴重なんですね。

 

いわゆる専門家が集う学会などでは、基本、専門知識や専門用語を参加者全員が、知っていることを前提として、発表や質疑応答がなされます。そしてその内容を(だいたい)皆が理解しています。学会の参加者には共通の知識の土台があるからそれが可能になるのです。

 

ですから、このような学会での話し方や内容をそのまま別の場所に持っていっても、他の人はほぼ理解ができないと思います。

 

別に学会ほどまで専門的な空間でなくても、私達が所属している会社なり学校なりにおいて、日常的に使っている言葉が、他の場所に所属する人に対しても通じるものかどうかは気をつけておいた方がよさそうです。

 

伝えたい対象に合わせて、言葉を選んで伝えること。マニアックな言葉を使わないように、冗長にならないように、無駄な修飾語句などを使わないように心掛けたいと思います。

 

話したり、書いたりするのは「伝えたいことがあるから」なのですが、本を読んでいると、やはり、言葉遣いの上手い、下手というのは感じることがあります。

 

私が特にこれを感じるのは、経済、金融系の本です。これらの本の中には、その分野の学生や専門家ではなく、一般の人をターゲットとして書かれていると考えられる本(今後の日本経済の予測系の本など)があります。

 

しかし、基本的な経済、金融の知識を読者がすでに持っていることを前提として書かれているものが結構な数、出版されているように思います。

 

書き手にとっては「説明不要なくらい当たり前」のことなのでしょうが、読者にとっては「説明不足で良く理解できない」というような話が多く含まれているように思います。本を読んでいて、一度そういった「ひっかかり」を感じてしまうと、内容もなかなか頭の中に入ってきません。

 

もちろん、紙面の都合上、いちいち言葉や仕組みの説明をしていられない、というのはあるでしょう。また、興味があるなら自分で勉強すればよい、というのもその通りです。

 

経済や金融の分野は、さまざまな出来事が複雑に絡み合った結果として、何かが起こるので、分かりやすい説明というのは難しいだろうとは思います。ただ、一般向けに書かれているはずなのに、自ら読者のハードルを上げてしまっているようにも思います。(もちろん読みやすい本もあるのですが)。

 

偉そうに上から目線で語ってみたところで、我が身を振り返ってみて、「平易な表現で」「わかりやすく」、普段から伝えることができているとはとても思えません。

 

ブログを通して、自分の考えをわかりやすく伝えられるようになる練習をしていきたいと思いました。

 

 

〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・文章を書く力を向上させる方法を学ぶこと


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・難しい表現を使うのは自己満足に過ぎない、 

   ということが分かった

 

3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・ブログを使って、分かりやすく

    伝える練習をしていく


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・誰が読んでも、読みやすいと思ってもらえる

    文章が書けるようになりたい

 

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