読書日記『伝え方が9割 2』佐々木圭一 著①
今日の読書日記は『伝え方が9割 2』から、コトバの力について。
人は 1日に平均して 2 2回 、お願いをしています 。もちろん 、その中で 「イエス 」と言われることもあれば 「ノ ー 」と言われることもあります 。
たとえば 、少なく見積もって 1日に 1回 、今までの 「ノ ー 」を 「イエス 」に変えることができたらどうなるでしょう 。 1日だけだとそんなに変わらないかもしれません 。ですがそれを 1年間続けられたら 、 3 6 5回変えられます 。 3年で 1 0 0 0回以上変えることができます 。
1 0 0 0回 、今まで 「ノ ー 」と言われたものを 「イエス 」に変えることができたら人生変わると思いませんか ?
「 7つの切り口 」の中でも 、私はまずこの切り口 「相手の好きなこと 」 、ここから考えるようにしています 。 「相手の好きなこと 」を考えるクセができれば 、あなたの性格までも 、よくなったように相手に感じさせることができるでしょう 。いや 、積極的に 「相手の好きなこと 」を考えるようになるので 、本当に性格がよくなってしまうのです 。
歴史上の人物にしても 、現代の起業家やリ ーダ ーにしても 、全員が強いコトバをもっています 。何かをなし遂げるためには賛同してくれる人が必要で、それには心を動かすコトバが絶対必要なのです。
あくまで 、コトバとしての強さという視点ですが 、 2 、 4 、 6 、 8 、 1 0という偶数だと 、優しいのですが弱い 。 1 、 3 、 5 、 7 、 9という奇数のほうが 、エッジがあり強いのです 。みなさんの思いつく 、数字の入った有名なコトバを探してみてください 。 「 7不思議 」 「 7つ道具 」 「 3本の矢 」 「ゴレンジャ ー 」など 、奇数が圧倒的に多いはずです 。
コトバの選び方、伝え方を変えていくと、
・人生が変わる
・性格がよくなる
・歴史上の人物や起業家、リーダーになれる(かもしれない)
など、色々な良い影響が現れるようです。
これは裏を返せば、「コトバを制するものが人生を制する」と言っても過言ではない、ということでしょう。
私達はコトバを使って考えます。「自分はこんな人間だ」ということも、「世界はこんな場所だ」ということも、コトバを通して認識しています。
例えば、「リンゴ」というコトバから、2人の人がリンゴを頭の中にイメージしてみた時、その2人の持つイメージは全く同じものにはなりえません。
1人は赤いリンゴを思い浮かべて、もう1人は青リンゴを思い浮かべるかもしれません。さらに、1人はリンゴまるごと1個を想像するかもしれませんし、もう1人は食べやすくカットされて、お皿に盛り付けられたリンゴを想像することだってあるでしょう。
単純なひとつのコトバでも、これだけ人によって受け取め方、考える世界が異なります。
そうであれば、私達は自分にとって良いイメージのコトバを意識的に用いることで、自分の世界を、「より望ましく自由に書き換える」ことだってできるように思います。
ただ、私達はこの社会に1人では生きていません。周囲の人達と相互作用を及ぼしあいながら、日々暮らしています。
ですから、自身の「内面」にある世界を良いイメージのコトバで書き換えるのと同時に、人に接する時にも、その人が良いイメージを持つコトバ、「その人の好きなこと」を伝えるようにすれば、「自分を取り巻く世界」も書き換えていくことができるのではないでしょうか。
「内面」と「外面」2つの世界の上書き保存は、どちらを先にやる、というものではなく、両方同時に行っていくのが良いように思います。どちらの世界をコトバにより書き換えたとしても、それぞれに対して、良いフィードバックがかかることが期待されるからです。良いフィードバックがかかれば、その行動は習慣になりやすいです。
誠心誠意、自分が他者や自分自身に対して放つコトバには気をつかう。他者に対して、自分本位のコトバを投げかけてしまっていないか、自分に対して、過度にネガティヴなコトバや、逆に甘やかしたコトバを与えてしまっていないか。気をつけたいと思いました。
そして、自分の世界を書き換えるためのコトバはどこから見つけてきたら良いのでしょう。じぶんの世界を書き換えるものですから自分の「外の世界」から拾ってくるのがよさそうです。
例えば、偉人有名人の名言集や金言集なんかはネットでも簡単に見つかります。その中でも「ハッとさせられた」、「胸に響く」コトバは、選別して自分のメモに書き写しておくようにしたいですね。
新しいコトバをひとつ、自分にインストールしてやれば、ごく僅かですが、自分の世界が広がります。
そう言ったコトバを集めたメモは、スタート地点からの自分の成長を示す「差分アップデートファイル」になってくれるでしょう。
読んだ本の中から、「この考え方は良いな」と思うところにマーカーを引いたり、ふせんを貼って後でメモしたり、引用したりするのもそれと同じことなのだと思います。
書いて記録に残すことで、少しずつ、自分用のアップデートファイルを更新していっているのです。
〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい
・人と幸せを共に作るための伝え方を学ぶ
2. 読んでよかったこと、感じたこと
・まず「相手の好きなことを考える」という
思いやりの気持ちから始まる考え方を
身につけたいと思った
3. この本を読んで、自分は今から何をするか
・無意識にできるレベルまで落とし込めることを
目標として、自分の伝え方を変えていく
練習をする
4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか
・この本に書かれている伝え方のレシピを
不自由なく使えるようになっている
・今よりも性格が良くなっている
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