成長するために必要なことは? 読書日記『成長思考 心の壁を打ち破る7つのアクション』赤羽雄二 著①
今日の読書日記は『成長思考 心の壁を打ち破る7つのアクション』から、努力に対する考え方について。
努力は、「結果が出はじめるまでが一番きつい」といえます。そこさえ乗り切れれば、結果が出て、成長も加速するので、放っておいても続けられるようになります。
ポジティブな見方をするか、ネガティブな見方をするかは、環境や状況の厳しさによるものではありません。あくまで本人が決めることです。
成長するための7つのアクション
1. 思い切ってハードルを下げること
2. つらくない努力、楽しくなる努力をすること
3. 自信を持つための工夫をすること
4. 好循環を生み出すこと
5. ポジティブ思考を身につけること
6. コンディションを維持する特別な工夫をすること
7. 人の力を借り、仲間と一緒に成長すること
「成長するためには、これらすべてのアクションが必要なのか、あるいは、このうちのどれか一部でもよいのか」という質問があるとしたら、その答えは「すべて」です。7つのアクションをすべて実行することで、誰でも確実に成長することができる、と考えています。
「努力する」代わりに、「いろいろなやり方を工夫する」と考えてみたらどうでしょうか。「努力する」という言葉には、「頑張る」「結果はわからないけれど、ともかくやる」という語感しかないからです。
「いろいろなやり方を工夫する」であれば、何か結果が出そうではないでしょうか。そうすれば、そこまでつらいもの、重いものにはならないと思います。「努力とは、結果が出る、楽しいもの」と考えていきましょう。
私にとっての、つらくない努力をいくつか挙げてみます。
・たくさんの勉強会やイベントに出かけ、人との出会いや学びを得る
・その出会いを可視化して、今後の活動のヒントにする
・多数の講演やワークショップを実施し、関係性や自身の考えを深める
人脈形成や講演、ワークショップは、私の継続的な成長に直結しています。これらは、誰にでも特効薬的に効く成長の糧です。
成長を実感し、成長し続けるには、自分に対して自信を持つことが大切です。
自信の大もとは、「自分への肯定感」「成長のための効果的な考え方と具体的な努力」「小さな成功体験の蓄積」です。
「努力」というものについて、改めて考えさせられました。「結果が出るまでが一番きつい」のが努力だと述べられています。
結果を出すためには、そのための努力、行動量を増やす必要があります。ただ、毎日どれだけの行動量を積み重ねていけるかは、人それぞれの状況により違います。可処分時間がたくさんあり、やる気に満ち溢れている人は、同じ程度のやる気があっても、可処分時間が少ない人に比べて、当然、成果が出せるまでの期間が短くなるでしょう。
このように、成果が実感できるようになるまでの期間は人それぞれ異なる、ということから、なかなか成果が実感できず、努力を続けることを途中であきらめてしまう人も多く出てくるでしょう。
従って、成長したいと願うどんな人にとっても、この「成果が出る前の時期を如何に乗り越えていくか」、ということがとても大切です。そしてそのための考え方と行動の指針になるのが、上記の引用箇所の「成長するための7つのアクション」になります。
7つのどれもが大切なことなのですが、私が思うに一番最初に取り組むべきなのは、「6. コンディションを維持する特別な工夫をする」の項目です。これが他の全ての項目のアクションの「土台」になってきます。
これは、具体的には、
・睡眠時間が必要最低限、確保されていること
・食べすぎないこと
・定期的な運動を欠かさないこと
・「その日にやろう」と思ったことをなんとかこなせること
などを含んでいます。
このように、まずは自分の肉体的、精神的コンディションを万全の状態に整える努力をすることが、他のアクションを始める大前提になってきます。
そして、次に調整するのは自身の「マインド」の部分です。これは、「2. つらくない努力、楽しくなる努力をする」と「5. ポジティブ思考を身につける」の項目に該当します。
「2. つらくない努力、楽しくなる努力をする」の項目についてですが、前述の通り、努力は「結果が出るまでが一番きつい」と知っておくことはとても大切だと思います。それにより、長期戦、持久戦になっても息切れして失速してしまわずに走り切るための戦略を考えて、そのための準備を行うことができます。
そしてもう一つ、努力という言葉に対する私たちの認識を正しておくべきことがあります。それは、「努力する」ことをただ「頑張る」ことである、とか、「結果はわからないけれど、ともかくやる」ことだと捉えるのではなくて、「いろいろなやり方を工夫する」ことだと考えるということです。
自分の中での言葉の定義をこのように書き変えてやることで、どちらかというと「重い」「耐え忍ぶ」というイメージがあった「努力」という言葉を「軽い」「進んで行う」などのイメージを持つ言葉に転換することができるのです。たったこれだけのことでも、自分の心理的な負担は相当軽くなるため、努力をより継続しやすくなると思います。従って、このように努力に対して私たちが持っていた認識を改めておくことは非常に重要です。
また、もう一つの「5. ポジティブ思考を身につける」ということも、合わせて行う必要があります。ここで大切なことは、ある出来事があって、それに対する「受け止め方」を決めているのは私たち自身である、と気づくということです。出来事それ自体には「ポジティブ」も「ネガティブ」もくっついていません。それを判断して決めているのは私たちです。
私自身も、どちらかというと物事を「ネガティブ」に捉えてしまう傾向があるので注意しないといけないのですが、それは単にネガティブなものの見方をする「習慣」が身についているからなのだそうです。
「習慣」なら変えることができるはずです。「意識的に」物事のポジティブな面を探してみる練習をしていけば、ポジティブなものの見方をする「習慣」を新たに身につけることもできるでしょう。
このように、成長のための「土台」作りと「マインド」の醸成を段階的に行った上で、残り4項目のアクション、つまり、実際の成長のための具体的な「行動」に取り掛かっていくのが、順番としては良いのではないかと思いました。
私もこれから、本書で述べられている具体的な行動に取り掛かるつもりですが、未来の成長した自分の姿を想像すると今からとてもワクワクしてきます。
この「成長思考」に則り、自分が未来に思い描いた理想の状態を目指して、駆け抜けていきたいと思いました。
〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい
・成長するための考え方と行動を学ぶ
2. 読んでよかったこと、感じたこと
・成長のために取り組める具体的な行動を
いくつか知ることができた
・努力というものに対する自分の考え方を
書き換えることができた
3. この本を読んで、自分は今から何をするか
・自分が興味のあるテーマに対してリサーチを
行う
・発信力を強化するための種蒔き活動を行う
・年上のメンターを2人見つける
4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか
・努力を当たり前に継続できるようになり、
自分の成長を実感でき、複数の望ましい
成果も手に入れることができている
・好循環のサイクルが加速する渦の中にいる
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