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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

逆境にぶつかっても、前に進むためには? 読書日記『働く君に贈る25の言葉』佐々木常夫 著①

 

働く君に贈る25の言葉

働く君に贈る25の言葉

 

 

今日の読書日記は『働く君に贈る25の言葉』から、自分を磨くために意識しておきたい言葉を。

 

 

ここで、君にプレゼントしたい言葉があります。

それは、「それでもなお」という言葉です。

 

この言葉に出会ったのは数年前のことです。『それでもなお、人を愛しなさい 人生の意味を見つけるための逆説の10か条』(ケント・M・キース著、早川書房)という本を読んだのです。

 

まずは、読んでみてください。

 

 

1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。

 

2 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。

 

3 成功すれば、嘘の友達と本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功をしなさい。

 

4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。

 

5 正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直ですなおなあなたでいなさい。

 

6 最大の考えをもった、もっとも大きな男女は、最小の心をもった、もっとも小さな男女によって打ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えをもちなさい。

 

7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。

 

8 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築き上げなさい。

 

9 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。

 

10 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちをうけるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

 

 

ケント・M・キースという人は、「それでもなお」と、さらにもう一歩、踏み出していくのです。

 

私はこれこそ「自分を磨く」ための言葉だと思います。

 

日常の仕事のなかで「それでもなお」を積み重ねることで、私たちは人間として成長していくことができます。

 

 

これらの言葉を見たときに浮かんでくるのは、「信念を貫く」とか、「自分の信じる道を行く」などの言葉です。

 

私たちが何かを行おうとすると、必ず、大小さまざまな困難にぶつかります。その時に、「それでもなお」前に進むことができるのかどうか。どれだけ、「それでもなお」を繰り返すことができるのかが自分の成長を決めるのだと思いました。

 

例えば、人から辛辣な言葉を投げかけられた時に、心が折られてしまうのか、あるいは、さらに自分を奮い立たせることができるのか。

 

今、「辛辣な」という形容詞をつけましたが、「辛辣だ」というふうに受け取ったのは、「自分自身」だということには注意が必要です。

 

相手は自身で発した言葉を、たいして辛辣だとも思っていないこともあります。

 

相手がそう思ってなくても自分はその辛辣なことばに傷つけられたんだ、心が折られたんだ、そう思うかもしれません。

 

ですが、相手の言葉を「辛辣だ」、「ひどい」と、受け取る選択をしたのも、さらに言うと「傷つくこと」、「心が折られたと思うこと」の選択をしたのは他ならぬ「自分自身」です。

 

このあたりはアドラー心理学の考え方だったと思いますが、たとえば詩人の相田みつをにも、

 

「しあわせは  いつも  じぶんの  こころが  きめる」

 

という詩があります。

 

逆に言えば、不幸、不幸せも自分の心が決めてしまう、ということです。

 

他者の態度や言葉、行動に、私たちの幸福がいちいち左右されるなんて悔しいと思いませんか?

 

しかも、私たちを苦しめる他者は、私たちの人生に何の責任も負ってはくれません。「あいつのせいで自分は、、」などといくら苦悩してみたところでどうにもならないのです。

 

「今日から他人の言葉に傷つけられることはもうやめる」と、決意したとしても、急にそれを実行するのは難しいかもしれません。

 

ですから、ただただ、自分の心の痛みに浸りきるのではなく、まずは一歩引いてみることです。「私は、今投げかけられたこの言葉で傷ついているんだ」というふうに、少しだけ自分を外から眺めるような受け止め方ができると、わずかに自分の心の中に余裕が生まれてきます。

 

そうして生まれたわずかな余裕が、自分のコントロールを取り戻すきっかけになります。これからの自分のあり方を「選択する権利」を思い出す、ということです。

 

人から何か誹謗中傷を受けたから、止めてしまうのか、「それでもなお」前に進むことを選ぶのか。

 

これは「自分で」きめることです。「あの人」のせいではありません。

 

自分の信念を貫くことは、他者の意見を何もかも突っぱねる、ということではありません。むしろ学ぶべきところは素直に取り入れていくべきだと思います。

 

ただし、意見を取り入れて、うまくいかなかった時に、そのアドバイスをくれた人のせいにすることは筋が違うと思います。そのアドバイスを取り入れて、行動することを選んだのは自分自身だからです。

 

また、人の道に外れる方向に「それでもなお」と、進んでしまってはいけないと思います。

 

ですが、そのような場合を除き、個人レベルの幸せと成長のためには、「それでもなお」進み続けることは大いにアリ、むしろ積極的に進んでいかなくてはいけないのではないでしょうか。

 

「それでもなお」の言葉を胸に、今日も自分を奮い立たせていきたいと思います。

 

 

〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・自分が、どのくらい基本の型を守れているか

    をチェックする


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・まだまだできていないことがたくさん見つかった


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・「それでもなお」の精神で自分を磨き続ける


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・自分に対して自責の考え方を徹底している

 

・他者の言動に左右されない信念の軸ができている

 

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