読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

成果を出すための考え方と行動は? 読書日記『「成功曲線」を描こう。夢をかなえる仕事のヒント』石原明 著①

 

「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント

「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント

 

 

今日の読書日記は『「成功曲線」を描こう。夢をかなえる仕事のヒント』から、現状を早く展開させていくことについて。

 

 

なるべく早く成功したいと誰しも考えるはずです。人が五年かかるところを自分は三年で、人が三年でやるところを一年でやり遂げたいと思うのが人情です。

 

実はこれにも方法があります。

"成功曲線"を具体的な行動を通して押し上げていけばよいのです。

 

"成功曲線"を押し上げて少しでも早く目標を達成するために、"行動すれば次の現実"という言葉を覚えてください。何かをする時に必ず、呪文のように毎日唱えることです。

 

あるいは、いつも目につく所に紙に書いて貼っておく、手に書いておくのもよい方法です。"成功曲線"と"行動すれば次の現実"は、セットで覚えてください。

 

これは目標を達成していく上で最も現実的な言葉です。私たちの人生は、自分自身のために行動することによって拓かれていきます。自分が行動することによってしか、人生のページをめくってはいけません。誰かが自分のために何かをやってくれるということはないのです。

 

それから、目の前にある事柄を早く成果としたいと思ったら、今すぐ思いつくことを全部リストアップしてみてください。目の前にある可能性を書き出すのです。

 

〇〇さんの所へ挨拶に行く、××さんに資料をファックスする、△△君に本を届ける、□□を買いたいなど、思いつく限り書いてください。そして、上に書いた事柄から順に、行動しながら消していきましょう。

 

終えたことを消しながら、行動したことで次に生まれた可能性を新たに書いていってください。とにかく、思いついたことを全部書き出します。

 

人間はすぐに忘れてしまいますから、どんなに記憶力に自信がある人でも、決して頭で覚えようとしてはいけません。書いては行動して、終わっては消す。また新たに書き足しては実践していく。これを繰り返すことで、放っておいても非常に調子がよい、忙しいという状態になっていきます。

 

必ず新たな展開が起こることを知っているので、成功している人は、思いついたら即行動に移します。取り組んだだけの結果が何らかの形で返ってくるので、なるべく早く展開させようとするのです。

 

成功を収めるタイプには、せっかちな性格の人が多いようです。みなさん一様に、思いついたことを即刻行動に移します。

 

なかなか成功しない人は「そうだ!」とひらめいても、その日は寝てしまいます。そして、翌日はすっかり忘れてしまうのです。

 

この性格の違いが、後々の人生を大きく左右するのです。

 

自分の人生の主導権を握っているのは、自分自身です。

 

自分がやる気になって、目標をズラさないで行動を重ねていけば、達成するスピードをいくらでも早くすることができます。

 

 

〈今日のコンテンツ〉

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1. 成功曲線とは

2. 行動すれば次の現実

3. まとめ

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1. 成功曲線とは

 

久しぶりに自己啓発書を読んでみました。

 

最初に、引用箇所にでてくる"成功曲線"について説明しておきましょう。「時間」を横軸に、「成功度」を縦軸にとります。そこにアルファベットの「U」の字を半分に切った右半分の部分が描かれているのを想像してください。

 

勉強や練習などの努力を続けても、最初のうちは「U」の字の底の部分のように、その成果(成功)はなかなか実感することができません。

 

その一方で私たちの内心としては、勉強や練習などの努力を続ければそれに比例して、言わば「右肩上がり」の斜め45°の直線のように成果(成功)も得られるはず、と考えてしまいます。

 

この2本の線の距離が「理想」と「現実」のギャップです。時間が経てばたつほど、「こんなに頑張っているのに成果がでない」という不安や焦りを感じるようになります。

 

そして、多くの人がその段階で努力を止めてしまうのです。この期間にどれだけ耐えられるかが試されているとも言えます。

 

実際の成功曲線の描かれ方は「斜め45°の右肩上がり」の直線の方ではなく、「U」の字を半分に切った曲線の方です。

 

つまり、最初は「U」の字の底のように全然成果が出ない、実感できないのが「当たり前」なのです。それでもなお、ただひたすらに行動しつづけることで、ある時から急上昇を始めるものなのです。

 

 

2. 行動すれば次の現実

 

成功曲線の形を理解して、成果が出るまでには時間がかかる、ということも理解したとしましょう。それでもやはり、少しでも早く成果・成功に到達したい、と考えるのが人情です。

 

では、どうすれば「少しでも早く」成果・成功に辿り着けるようになるのか。

 

その答えは「早く、そして大量に行動する」ことです。著者は"行動すれば次の現実"という言葉でそのことを表現しています。

 

あれこれと思い悩んでみたところで、今の状況は何一つ変わりません。ですが、一つでも行動することで今の状況がわずかながら変化します。

 

行動を積み重ねることで、身動きがとれないと思っていたそれまでの状況とは異なるステージ・現実に移動することができるのです。

 

そのステージに辿り着けば、もしかしたら、どうして今まで自分はこんなちっぽけなことで悩んでいたんだろう、と過去の自分を振り返ることができるようになっているかもしれません。悩んでいた時間がもったいなかったと思えるかもしれません。

 

何がしかの行動を起こすことで自分の状況が変わるのです。「今の現実」に悩んでいるよりも「次の現実」に向けた行動をとることを優先させるのです。

 

成功曲線を駆け上がるための具体的な方法も教えてくれています。成果を出すための行動として思いついたことを全てリストアップします。そして上から片っ端に実行していくのです。それもできるだけ早く。書いたら即実行するくらいのスピード感が良いです。

 

行動の結果として、次の可能性を思いついたら、それも全部書き出します。そしてまた、全て実行していきます。この繰り返しです。

 

その紙に書かれたことを全てやり終えたとき、果たして私たちはどれくらい成果・成功に近づいているでしょうか。

 

間違いなく、紙に思いついたことを書き始める前よりも、ずっと近くまで来ているはずです。今日も明日も明後日もそのペースで続けていきましょう。「成功するまでやり続ける」のです。

 

 

3. まとめ

 

 ・成功曲線は斜め45°の右肩上がりの直線ではない

 

・成果・成功に到達するまでには時間がかかる

 ただし、早く・大量に行動することで、そこに辿りつくまでの

 時間を短くすることができる

 

・「行動すれば次の現実」が待っている

 悩むよりは行動を

 


〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・成果につなげるための考え方を再確認する


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・「行動すれば次の現実」という言葉を思い出した

 

・高速、大量行動するモチベーションを取り戻した


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・成果に繋がる行動をリストアップして、片っ端から

 潰していく


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・行動のスピード、量が圧倒的に早くなっている

 

・成果を実感できるところまで成功曲線を上り始めている


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