読書尚友

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エースになるために必要なことは? 読書日記『エースと呼ばれる人は何をしているのか』夏まゆみ 著①

 

 

エースと呼ばれる人は何をしているのか

エースと呼ばれる人は何をしているのか

 

 

 

 今日の読書日記は『エースと呼ばれる人は何をしているのか』から、エースになるための3つの要素について。

 

 

エースになる人の場合も 、一定の考え方や習慣が必要で 、それを継続できるからこそエースとなります 。その考え方 、行動 、習慣をひと言で表したのが 「自己を確立し 、自信を持ち 、前に向かって進む 」という 、 「エースの資格 」になるわけです 。

 

ひと言とはいえ 、そこには三つの要素が含まれています 。このうち 、ひとつでも欠けてしまうと不完全なエースにしかなれません 。

 

まずはエースの資格 〈その 1 〉 「自己を確立する 」から考えてみましょう 。

 

自己を確立するための第一歩は 、自分が何をめざしていて 、そのためにいま何をやればいいかを明確にすることです 。

 

エースの資格 〈その 2 〉は 「自信を持つ 」ことです 。

 

じつは 、自信を持つのはそれほど難しいことではありません 。現時点で 「自分に自信がないなぁ 」という人は 、ついつい誰かと自分を比較して 、劣っているところばかり見ている傾向があるようです 。

 

私は必ず 「できないことや苦手なことが山ほどあったとしても 、強みが一個あればいいんだよ 」と言うようにしています 。

 

なぐさめではなく心底そう思います 。なぜなら核となる強みをひとつでも持っている人は 、それをよりどころにして 、さまざまな困難を乗り越えていけるからです 。

 

何かひとつでも核になるものがあれば 、それは形を変えてさまざまな場面で自分を支えてくれます 。別の言い方をするなら 、あれもこれも 、たくさんの才能を持っているように見える人でも 、じつのところそれはたったひとつの核が形を変えたものだったりするのです 。

 

だから自分に自信を持てない人は 、足りないところばかり見ていないで 、まずは強みのほうに目を向けましょう 。ひとつでもいいから 、誰にも負けない強みを見つけることができたなら 、それを大いに誇り 、自信を持っていいのです。

 

エースの条件 、最後のひとつは 「前に向かって進む 」ことです 。前向きに考え 、行動できることは 、ほかのどんな弱点を補ってもあまりあるほどの強みになります。

 

「恥をかくことを恐れない 」ことが 、必ずあなたの強みになります 。恥を恐れるか 、恐れないか 、それは前に進もうとする自分にブレーキをかけて勢いを殺すのか 、アクセルを踏んで勢いをつけるのか 、それほど大きく成長に関わってきます 。

 

前向きさは 、人の 〝達成力 〟を高め 、実現のスピードを速めます 。

 

 

〈今日のコンテンツ〉

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1. 「センター」と「エース」

2. 「エース」になるために

3. まとめ

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1. 「センター」と「エース」

 

 

本書の著者は「モーニング娘。」や、「AKB48」などのグループのダンスの振り付けを担当された方です。この本では、私たちが自分の人生において「エース」になるための考え方と行動について述べられています。

 

「エース」と聞くと上記のグループの中心で歌い踊っているような華のある「センター」のメンバーを想像してしまいます。でも、著者いわく、「センター」と「エース」は全く違うものだということです。

 

「センター」とはチーム全体の中心のポジションに立ち、「チームの顔」として振るまう人のことだそうです。これは人によっては向き不向きがあるものです。

 

確かに、性格によっては真ん中に立ちたい人、立ちたくない人というのは分かれるでしょう。

 

一方、「エース」とは自分自身の実力や魅力を、発揮するべき場所で十分に発揮し、輝いている人のことだそうです。そして、私たちは誰でも、自分の人生において「エース」になれると述べられています。

 

本書に述べられている、私たちが「エース」になるために必要な「エースの共通点」として抽出されたのが、今回引用した部分の3つの要素です。

 

 

2. 「エース」になるために

 

 

私たちが「エース」になるためにはどうすればよいのでしょうか?順番にみていきましょう。

 

まず最初は「自己を確立する」です。自分の目指すところのミッションやゴールがあって、そこに向かうための「ステップ」が何かを特定し、目の前の最初の「1段目」の行動に取り組むということです。

 

階段のように、ゴールに到るまでの行動を1段、1段明らかにしていき、それによって「今から始められる最初の1段目」も特定して行動に取り掛かります。

 

ゴールが不明確な状態だと、自分が登るべき階段も間違えてしまう可能性があると思います。ですから、できるだけ、ゴールの状態を言語化しておいた方がよいでしょう。

 

2番目は「自信を持つ」ことです。そのためには自分自身の持つ「核となる強み」を見つけることだと述べられています。

 

自分の弱み、欠点はすぐに思いつくし、たくさん列挙できるけど、強みとなると全然思いつかない、なんてことはありませんか。

 

もし、すぐに強みが思い浮かばない場合は、強みを見つける方法として、「人に聞いてみる」とか、「Strength Finder」などの性格分析テストを受けてみる、などの方法もあると思います。

 

ちなみに私の場合は、人に聞いてみたところ、「時間管理能力」、「Strength Finder」では「学習欲」が一番の強み、また別の分析テストでは「粘り強さ」が特徴だそうです。

 

強みが1個でも見つかったならば、それを橋頭堡にして、徐々に自分にできることのを領域を拡張しつつ、ゴールに向かう階段を登っていきましょう。

 

そして3番目は「前に進む」ことです。そこで大切なことが「恥をかくことを恐れない」ことだそうです。

 

恥ずかしいという気持ちは、もちろん状況によっては大事になる時もありますが、行動を重ねて成長するためにはマイナスな要素です。「失敗して馬鹿にされることが恥ずかしい」と、行動する前から委縮してしまっていないか、私自身も自分の胸に手を当てて考えてみる必要があります。

 

行動しなければ経験値は「ゼロ」ですが、行動した場合、例えその結果が「失敗」であっても経験値が「ゼロ」のままであることはありえません。

 

失敗を100回繰り返したら、その分経験値が貯まってレベルアップして成長しているはずです。(もちろん「同じ失敗」は繰り返さないとして)。

 

「次!」、「また次!」、「はい、また次!」と行動を連続高速回転して、そのたび、思うような結果が得られないとしましょう。むしろほとんど全てがそうかもしれません。時には自分の全人格を否定されたような気分になることもあるかもしれません。

 

でも、それは将来自分が素晴らしいゴールに到達するために必要なことだと思えるよう「意味解釈」を変えてしまうのです。

 

その出来事が今、自分に教えてくれたことに「感謝」して「前に進む」のです。

 

 

私も「エース」を目指して、階段を1段ずつ登っていこうと思いました。

 

 

3. まとめ

 

 

・「センター」と「エース」は違う

 「センター」には人によって向き不向きがある

 

・「エース」とは、自分自身の実力や魅力を、

 発揮するべき場所で十分に発揮し、輝いている人のこと

 そして、誰でも「エース」になることができる

 

・「エース」になるためには3つの要素が必要

 1つ目は「自己を確立する」こと

 2つ目は「自信を持つ」こと

 3つ目は「前に向かって進む」こと

 

 

〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・自分の中にない考え方を取り入れる

 

2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・「エース」になるための考え方と行動が分かった

 

・自信を失った時の回復法として「好きなもの」を

 10個列挙することを学んだ


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・3つの要素に従い、「エース」になるための行動を始める

 

4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・定めた「ミッション」、「ゴール」に真っ直ぐに向かう

 階段が明確になっている

 

・自分の核となる強みを武器として、一歩ずつ着実に

 階段を上っている

 

・身の回りの様々な出来事に対して様々な観点から

 柔軟に意味解釈を行なえるようになっている

 

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エースと呼ばれる人は何をしているのか

エースと呼ばれる人は何をしているのか