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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

自分をよりよくしたいなら? 読書日記『ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング』エディー・ジョーンズ 著

 

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

 

 

今日の読書日記は『ハードワーク  勝つためのマインド・セッティング』より、勇気について。

 

 

「自分をよりよくしたい」という気持ちを起こし、それを実行しようとすれば、次に必要なものは、勇気です。

 

大きなことを成し遂げたいとおもうなら、それまでの実績を捨て、次のステップへ進まなければなりません。リスクを負うことになるので、当然、不安や恐怖が伴うでしょう。

 

勇気とは、慣れ親しんだ自分を捨てることなのです。

 

私が日本代表のヘッドコーチだった時、合宿所のミーティングルームに、「義を見てせざるは、勇なきなり」という言葉を掲げたことがあります。

 

これは中国の古典『論語』にある言葉で、「何をすればいいかわかっているのに、それをしないことは、勇気がないからだ」という意味です。

 

この言葉は、勇気というものの機微を、大変よく表していると思います。

 

多くの場合、人は何をすれば、自分がよりよくなるかをわかっています。なのに、なかなか実行しないーー。人は誰しも、そのような意気地のなさを持っているものだと思います。

 

考えることと行動することには、大きな隔たりがあります。二つの間にどっしりと横たわっているのが、勇気ではないでしょうか。

 

何をすればいいかわかっているのに、なかなかしない場合、勇気のほかに、もう一つ大きな要素が、かかわってきます。それは時間です。

 

時間は人を待ってくれません。思い腰を上げようとしないうちにも、どんどん時間は過ぎていきます。

 

人生という時間は限られています。スポーツ選手には、選手生命があります。一般の仕事には、定年があります。あらゆる人生の終わりには、死が待っています。

 

勇気を持てないままやり過ごしているうち、時間切れになることも少なくないのではないでしょうか。

 

これこそ、本当に恐ろしいことです。

 

 

何かを変えて、よりよくしようという時、失敗を恐れていては、前に進めません。

 

成功より、失敗が先に来ることもあります。いや、それがほとんどではないでしょうか。

 

失敗した時は、そこから学び、しっかりと吸収しなければなりません。失敗を放置しておけば、次また同じ失敗を繰り返してしまいます。

 

人間にとって、冒険することは絶対に必要です。冒険しないと、人は後退するだけだと思います。

 

 

 〈今日のコンテンツ〉

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1. 慣れ親しんだ自分を捨てる

2. あえて居心地の悪い状態に自分を追い込む

3. まとめ

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1. 慣れ親しんだ自分を捨てる

 

本書はラグビー日本代表の前ヘッドコーチを務められたエディー・ジョーンズ氏(現在はイギリス代表のヘッドコーチ)の考え方がまとめられたものです。

 

2015年に行われたラグビーワールドカップにおいて、日本が強豪国南アフリカに対して試合終了間際のトライで大逆転勝利を納めたことを記憶されている方も多いでしょう。五郎丸歩選手もキック前に行うポーズで有名になりましたね。

 

 

それまで、ワールドカップでは1勝しか上げたことのない日本代表でしたが、2015年大会では最終的に3勝という大躍進を遂げました。

 

ジョーンズ氏が日本代表のヘッドコーチに就任した当時、「日本が外国に勝てるわけがない」という意識が代表選手にさえ染みついていたそうです。それをどのように変えていったのかが本書では述べられています。

 

今回引用した箇所はジョーンズ氏のコーチングの考え方 から「勇気」について。ここは私たちがこれからどんな挑戦を行うにしても、きっと役に立つ考え方だと思いました。

 

氏は「勇気とは慣れ親しんだ自分を捨てること」だと述べています。

 

それはつまり「居心地の良い現状に別れを告げる」ということでもあります。

 

私たちが最初に感じる居心地の悪さは母親から離れて保育園や幼稚園に通い出す時でしょうか。それから小学校に上がる時にも居心地の悪さを感じます。さらに学校では席替え、学年があがったときのクラス替え、転校や受験、アルバイト、社会人になると就職、異動、転職など、これまで色々な居心地が悪いことを経験してきているはずです。

 

でもそんな居心地の悪い状態にも、そのうち「慣れて」しまい、徐々に、「居心地の悪さ」自体を意識することもなくなっていっていたはずです。

 

 

2. あえて居心地の悪い状態に自分を追い込む

 

 

そして、一度「慣れてしまう」と、その状態が心地良くなり、そこから外へと動き出すことが億劫になってしまいます。 その場にとどまっていたいと考えるようになります。

 

なぜなら、そこに居続けることは快適だからです。

 

氏は本書の中でこのようにも述べています。「プロ選手であるならば、自分を居心地の悪い状態に追い込み続けなければならない」と。

 

試合を超えるハードな負荷のかかる練習を準備として十分に行っているからこそ、本番の試合で余裕を持って対応できるようになるのだと。

 

私は正直に言って、居心地の悪い状態は嫌です。そんな居心地の悪さを感じる場所には長居したくありません。

 

ですが、それは自分を成長させてくれる場でもあるのです。むしろ、そのような「居心地の悪さ」を感じる場所でしか、自分の成長を感じることのできる舞台はありません。

 

最初は嫌々だったとしても、そうやって居心地の悪い状態で、「自分をよりよくする」ために頑張った経験は自信になります。

 

そうやっていつしか、「居心地の悪い状態」を「居心地の良い状態」に変えることができたら、その時は次の「居心地の悪い舞台」に進んでいけば良いのだと思います。

 

 

学校の席替えやクラス替えの居心地の悪さは自分ではコントロールのできないものでした。(これ結構その後の人生に大きく影響すると思うんですけどね)

 

社会人になってしまえば、自分を居心地の悪い環境に置くことも、居心地の良い環境に置くことも、「自分で」選択することができます。

 

繰り返しになりますが、私は居心地の悪い状態は嫌です。嫌だけど、嫌だからこそ、「あえて」そこに飛び込んで、そしてそこでもがき続ける必要があるのだと思います。

 

 

そしてそれは急がなければなりません。

 

何故ならば、引用部分にも書かれている通り、「私たちの時間は有限」だからです。

 

「考え」と「行動」の間にある勇気の川を渡ることができないならば、「時間が背中を押してくる」イメージを持ってみましょう。

 

勇気の川を早く自分で渡らないと時間によって後ろから川に突き落とされます。

 

そうなると、もう向こう岸に渡ることはできずに、どんどん下流へと流されていくだけです。

 

さあ、居心地の悪い川に自ら飛び込んで、そして向こう岸まで泳ぎ切る覚悟はできましたか?

 

 

ミスを恐れ、最初は自分で次のワンプレイを考えることも出来なかったラグビーの日本代表。南アフリカ戦の最終局面では、エディ・ジョーンズヘッドコーチの「同点狙いで良い」という指示を「無視」して自分達で考え、「勝ちに行く」プレイを選んだそうです。それがあの結果につながりました。

 

ここまで日本代表を育て上げたエディ・ジョーンズ氏を手放してしまったことは非常に悔やまれます。2019年のラグビーワールドカップは日本開催になりますが、果たしてどうなるでしょうか。

 


エディ・ジョーンズ最後の言葉/外国特派員協会会見で日本の構造的弱点を指摘

 

3. まとめ

 

・勇気とは慣れ親しんだ自分を捨てること

 

・「あえて」自分を居心地の悪い状態に追い込むことに成長がある

 

・時間は有限。勇気の川に飛び込んでしまえ

 

 

〈今日の読書を行動に変えるための
 個人的チャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・マインド・セットを学ぶ


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・自分に欠けている考え方を学ぶことができた

 

・考え方の甘さを思い知らされた


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・あえて「居心地の悪い状態」に身を置き続ける


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・今の居心地の悪さを克服している

 

・次の居心地の悪い状態に飛び込んでいる

 

・今日の自分に別れを告げることに躊躇いがなくなっている

 

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