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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

充実した人生を過ごすには? 読書日記『自分の時間』アーノルド・ベネット 著①

 

 

自分の時間 (単行本)

自分の時間 (単行本)

 

 


今日の読書日記は『自分の時間』から、時間に対する認識とその使い方について。

 

 

「時間が与えられている」ということは、実のところ毎日奇跡が起こっているようなものであり、よく考えてみれば、まったく驚くべきことなのである。

 

できるのは、過ぎ去っていく現在という時間を浪費することだけだ。

 

来年の時間や明日の時間、今から1時間後の時間も、手つかずであなたのためにとっておかれているのだ。

 

これはたいへん喜ばしい、元気づけられる事実である。なぜなら「その気になればいつからだって新規まき返しができる」からだ。

 

逆にいうと、来週まで待ったりするのは、いや明日まで待つことすら、何の意味もないということだ。

 

 

つまらない成功で大いに結構だ。華々しい失敗からは何も生まれないが、つまらない成功はつまらなくない成功をもたらすかもしれないからだ。

 

 

普通の人が充実した完全な1日を送りたいと思ったら、頭の中で、1日の中にもうひとつ別の1日を設けるようにしなければならない。

 

この「内なる1日」は、ひとまわり大きな箱の中に入っている小さな箱のようなもので、夕方6時に始まって翌朝の10時に終わる。16時間の1日というわけである。

 

そして、この16時間はすべて、もっぱら自分の心と身体を成長させ、同胞を啓発することだけに使うのだ。

 

するとあなたは、「この16時間に全精力を注ぎ込んでしまったら、本業の8時間の能率が落ちてしまうのではないか」とおっしゃるかもしれない。

 

いや、そんなことはない。それどころか、確実に能率は上がると言ってもよいだろう。

 

大多数の人が知らなければならない重要なことのひとつは、知的な能力は、絶えざる激しい労働にも耐え得るということである。

 

 

学ぶべきことは文学ではないし、それ以外の芸術でもない。歴史でもなければ科学でもない。ただ「己(おのれ)自身を学ぶ」ということだ。

 

 

幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにある

 

 

過去に戻って人生をやり直すことはできませんし、逆に今、時間が足りないからといって、未来から時間を前借りしてくることもできません。

 

前借りしてくることができないからこそ、「今、この時」の使い方がとても大切になってきます。本気を出すのは「明日から」でなくても良いということです。「いつ行動するのか?」と聞かれたら、「今から」やろうということです。

 

そして今、触れることはできない明日は、自分の「行動を変えてみる」ことがまだ可能です。明日の小さな小さな行動の変更と、それによる小さな小さな成果は、きっと未来の大きな行動と大きな成果へと実を結ぶ時が来ます。

 

でも、その行動を起こすのを明日まで待たずとも、「今日から」始めてみたとしたらどうでしょうか?1日分、あるいはもっと、その大きな成果を得られる日が早く訪れてくれるかもしれません。

 

 

この本では、本業に邁進する8時間以外で、自身の精神・身体を育成することで、充実した人生を得られると説かれています。

 

そのための時間として朝30分を週6日程度、夜90分を週3回程度の合計7時間半ほど確保して、自分の興味があることの勉強にあてると良いそうです。

 

興味深いと思ったのは、そうやって毎日の生活の中から努力して、時間をなんとか捻出して勉強することで、むしろ本業の能率も上がる、と述べられている部分です。単純に考えると、疲れ切ってしまって、とても能率が上がるとは思えません。

 

しかし、ここで考えないといけないことの一つ目として、その16時間の「内なる1日」の学習には、「自分の興味のあることをやる」ということがあります。

 

興味がある分野ですから勉強も進みます。そして自分のやりたいことをできているので、その日1日の満足感・達成感も高まります。「興味のあることを早くやりたいから、仕事を早く終わらせよう」と考えるようになり、仕事の効率も上がります。このことが本業に対してよい影響を及ぼすと考えられます。

 

2つ目として、精神の修養、知的な活動は、肉体的な活動のような疲れ方はしない、ということがあります。もちろん睡眠によるリフレッシュは必要ですが、勉強を通して脳を使えば使うほど、深く考えれば考えるほど、思考能力が高まっていきます。この思考能力の高まりが、本業における生産性を高めると考えられます。

 

ということは、仕事以外の時間から自分が自由に使える時間を捻出して、出来る限り毎日、「勉強などの自分を成長させる活動」を続ければ、それが結果的に良い仕事を生み出すという逆説的な循環が成り立つことになります。これは面白い考え方だと思いました。

 

もちろん、自分の興味があることの勉強をしていたたとしても、仕事に真剣に取り組まず、適当に流してしまっているようでは効果が得られないと思います。

 

それに最も効果が高まるのは、自分の興味があることの勉強が「本業に直結している場合」でしょう。これは最強のサイクルです。8時間で仕事を行い、残りの16時間で仕事の勉強をすることになるわけですから、24時間仕事のことを考えているわけです。しかもそれが面白くてたまらない。まさしく向かうところ敵無しな存在になりえます。「天職」というのはこのようなものを指すのではないでしょうか。

 

 

勉強すればするほど、知れば知るほど、自分はものを知らなかった、まだまだ世の中のことは知らないことだらけだ、ということを知ります。それが「己(おのれ)自身を学ぶ」ということなのだと思います。

 

どれだけ、客観的に、相対化した自分自身を発見できるようになれるか。最初から自分を卑下してしまうのとは違って、勉強を通して、どこまで自分の存在を極小化できるか。これは私にとって一生涯続く課題だと思いました。

 

 

〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・自分の人生において、もっと充実感を

    味わうための時間の使い方について学ぶ


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・「内なる1日」という時間の捉え方を知る

    ことができた

 

・どんな些細な成果でも、積み上げていくことの

    重要性を確認できた

 

・「内なる1日」を充実させることが、本業や

    人生を充実させることにつながることを学べた

 

3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・まずは勉強にあてる時間を早朝に捻出する

 

・次に自分の心を成長させるような、

   思考のアウトプットの活動を行う


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・早朝に自分の学習時間を確保して、勉強を

    行い、充実感溢れる毎日を過ごすことが

    できている

 

・勉強の成果として、本業においても

    良い成果が徐々に増えてくる

    

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