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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

ひらめきを生み出したいなら? 読書日記『一番役立つ!ロジカルシンキング』

 

一番役立つ!  ロジカルシンキング (PHPビジネス新書)

一番役立つ! ロジカルシンキング (PHPビジネス新書)

 

 


今日の読書日記は『一番役立つ!ロジカルシンキング』から、ひらめきを生み出す方法について。

 

 

ここで、ひらめきを生みやすくするための訓練法を一つお教えしましょう。

 

 

三つの円からなる同心円を書いてください。少し大きめのほうがいいでしょう。まず、その真ん中にキーワードを入れます。例えば、私は今、この原稿を研修を行っているグアムのホテルで書いていますが、円の中心に「グアム」という言葉を入れます。

 

 

その周りの円には、思いついた言葉を入れてください。キーワードが「グアム」ですから、「暑い」「日本人観光客が多い」「中国人の増加」「空軍基地」「リゾート」……など思いつくものを入れていくのです。これらは「思いつき」でかまいません。どんどん入れていってください。

 

 

そして、三つ目の円には、二つ目の円に入れた言葉に関連することを、今度は調べるなどして入れていきます。例えば、「日本人観光客が多い」なら「年間〇〇万人」というように、正確な「事実」を入れていくのです。「空軍基地」ならグアム駐留米空軍の規模や、その延長線上で米軍全体の戦力など、なんでも関連する「情報」を記入していきます。これは「情報」や「知識」です。関連することも含めて、正確な情報を入れていきます。円に入らないときには、付箋などに書いて貼り付けていっても大丈夫です。

 

 

同様に、キーワードを決めて、同心円をたくさんつくっていってください。

 

 

そして、次のステップとして、つくった同心円同士を、関連付けられないかを考えます。三重の同心円を多くつくって、それらを関連付けられないかを考えるのです。

 

 

これらは、一つのことから、「思いつき」と「情報・事実」を関連付け、さらに、キーワード同士を関連付ける訓練をするのに役立ちます。

 

 

これらにより、ひらめきの大前提となる、引き出しが整理され、しかも関連付けやすい良質な引き出しの中身を持つことができるのです。

 

 

 ひらめきの訓練法です。この本には、よく聞くフレームワーク(考え方の枠組み)が他にも複数紹介されているのですが、この訓練方法は他の本ではあまり見たことがなく、面白いと思いました。

 

この方法は「思いつき」と「事実に基づく情報」を紐付ける発想法です。「思いつき」だけだと、根拠があいまいで、せっかく思いついても、泡のようにすぐにそのアイデアは消えていってしまいます。

 

一方、「事実に基づく情報」だけだと、そこに論拠はあっても、話としての飛躍的な展開や面白みはあまりありません。

 

この「思いつき」と「事実に基づく情報」を紐付けることで、それまでグラグラとしていたアイデアの土台がしっかりと安定することになります。

 

イデアに根拠ができることで、説得力が増すのはもちろんのこと、自分の記憶にも残りやすくなるように思います。アイデアのメモの方法としても役立ちそうです。

 

もう一つポイントだと思うのは、「事実に基づく情報」を先に出すのではなく、まず、「思いつき」を出すことからスタートしていることです。

 

この順番が逆で、最初から「情報」を元に思いつくことを考えようとしても、思考の自由な広がりや発散は抑制されてしまうように思います。

 

まずはアイデアを広げてから、絞るということですね。

 

 

「思いつき」と「事実に基づく情報」が結びついた一つの同心円が完成したら、それは今後色々な場面で使える一つの「素材」になります。

 

材料が「じゃがいも」一つだけでも、「フライドポテト」などの料理を作ることはできますが、材料が複数あったらどうでしょう。そこに「にんじん」「たまねぎ」「牛肉」という素材も加わったとしたら、「肉じゃが」「カレーライス」「ビーフシチュー」などが作れるようになります。それが同心円同士を結びつけるということです。

 

ということは、下ごしらえされた素材を、自分の冷蔵庫(ノート)にたくさんストックしておけば、もちろん料理人の腕に左右される部分もありますが、形式上は、料理のレシピ本に載っている料理も、それ以外の自分オリジナルの料理も作ることが可能になるということです。

 

素材の組み合わせ方によっては、今まで食べたことのなかったおいしい料理ができるかもしれません。あるいは「混ぜるな危険」という感じの強烈な何かが出来上がる可能性もあります。

 

下ごしらえした素材を収集して、眺めているだけでも、素材同士の化学反応を想像して楽しむことができるようになります。良質な素材をストックしておけば、そこからまた新たなひらめきと新たな料理が生まれることもあるでしょう。

 

 

これを実現しようと思ったら、まずは素材集めからですね。日記やブログに、日々自分の考えたことを記録していくだけでも、後で見返した時に、その時の自分と今の自分の間の変化によって、新たな発見をすることがあります。

 

一度に素材を使える状態まで仕上げるのは大変かもしれませんので、例えばまずは、「思いつき」や興味のあるキーワードだけでもノートの真ん中に書いておきます。そして後からそれに関する情報を集めてそのキーワードの周りに書いていく、という段階を踏むのもありでしょう。

 

そうやって貯めた「取材メモ」「My レシピ集」は、知的生産を行う上で、なによりのネタ帳になるでしょう。事実に結びついていますから、その素材について人に説明しようと思えば、論理展開の力も鍛えられると思います。

 

ネタ帳は、あまり肩肘張らずに、少しずつ集めて、作っていこうと思います。集めて、寝かせているだけでも、熟成、発酵しておいしいものができる日もあるでしょう。

 

 

〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

ロジカルシンキングの基本的な考え方を知る


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・いくつかの使いやすいフレームワーク

    知ることができた

 

・ひらめきの訓練方法は面白いと思った


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・ノートを用意してひらめきの訓練を行っていく

 

・まずは今週中に一つ、素材を作ってみる


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・素材が12個集まっている

 

・それらの素材について、いつでも書いたり、

    人に話したりすることができるようになっている

 

・素材同士を結びつけて新しいアイデア

    思いつくまでの行動が無理なく習慣化されている

 

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