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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

成長するための読書における心の持ち方は?読書日記『33歳からの仕事のルール』小倉広 著①

 

33歳からの仕事のルール (アスカビジネス)

33歳からの仕事のルール (アスカビジネス)

 

 

今日の読書日記は、『33歳からの仕事のルール』から、成長を求めて本を読む時の心の持ち方について。

 

 

僕の楽しみの一つが、僕の著作について書かれたブログを読むことだ。

 

ブログのコメントを読んでいて気づくのは、反応が大きく二つに分かれる、ということだ。わかりやく言えばポジティブ=肯定的な反応と、ネガティブ=否定的な反応の2つに分かれる。

 

ネガティブな意見の方々の傾向がおもしろい。否定的な理由のほとんどが、実質この1点に集約されたからだ。それはすなわち「知っていることばかりで、新しい発見がなかった」というものである。これは極めて興味深いことだと僕は思う。

 

ここで思い浮かぶのは、ネガティブな人だけがもの知りであり、ポジティブな人はものを知らなかったのだろうか?という疑問だ。そんなことはないと思う。ポジティブな人たちも、ブログを見るかぎり、非常に勉強家の方ばかりのようだ。つまり彼らだって、僕が書いた話を多少はどこか他で見聞きしていたのだと推察される。しかし彼らには「発見」があった。そしてネガティブな人には「発見」がなかった。ここから次のような仮説が導かれることだろう。

 

ネガティブな反応をした方々はおそらく「知識」を求めて本を読んでいたのだ。だから「知っているかどうか」を重視する。そして「知っていること」ばかりだった僕の本を読んで、役に立たなかったという反応をしたのだと推測される。

 

一方でポジティブな反応をした人は、おそらく「気づき」や「行動変革」を求めて本を読んでいた。だから「知っているかどうか」」ではなく「気づき」や「行動変革」がもたらされたかどうかを重視した。

 

33歳を過ぎた君はどちらのタイプの読書家だろうか。僕は断然「気づき」と「行動変革」を求めて本を読むことをお勧めする。それは僕の本へポジティブに反応してもらうためではない。君が成長し豊かな人間になるためにこそ勧めるのだ。

 

知識だけをいたずらに膨らませても君の人生は決して好転はしないだろう。行動せずして君の人生が変わることは絶対にない。

 

 

複数の本を読むと誰でも、「あれ、これ他の本にも似たようなことが書いてあったな」と思うことがあると思います。

 

もし、あまり関係のなさそうな分野の本、例えば「天文学」と「民俗学」の分野の本を読んで、全然違う話が書いてあるのに、そこから共通する教訓を抽出できたなら、それはとても深い学びとなりそうですし、さらにそれらに触発されたアイデアの発展が起こりそうです。

 

一方でビジネス書を読む場合は、「似たようなこと」に出くわす可能性はかなり高いように思います。特に「時間管理術」とか「仕事術」とか「読書術」とかジャンルを絞って読んだ場合、内容に既視感を感じることは一度や二度ではありません。

 

そうするとどうなるかというと、新しく本を読むときに、自分が「既に他の本で見たことがある」ところは飛ばして、自分の「知らないところ」だけを探すようになります。

 

そうやってひとしきり本の中を探してみて、「知っていること」しか書いていない、となると「この本はつまらなかった」という判断を下すことになります。

 

そして「自分のまだ知らない、人生を変えてくれる素晴らしい答え」を求めて、次の本へ、また次の本へと読書の旅が果てしなく続いていきます。

 

これはなんてことはない、数年前までの私自身の姿です。

 

そうやって知識を増やしていくだけで、人生が好転すればいいのですが、いかんせん、ドラマとは違い、そのようなご都合主義的な展開は起こりません。

 

もし、このブログを読んで下さっている方が、数年前の私と同じ、「知識ばかり増やしているノウハウコレクター」になってしまっているようでしたら、考え方を変えていかれる必要があると思います。

 

つまり、「得た知識、ノウハウは自分で使ってみてなんぼのもの」ということです。本を読んで、「そんなことは知ってる、分かってる」と言ってばかりいて、頭でっかちになってしまっていないかということです。

 

本に書いてあったことを1つでもやってみたか、行動してみたのか。小説など楽しみのための読書ではなく、ノウハウを求めるビジネス書であれば、そこが読書の価値の99%以上、ほぼ全てを決めるのだと思います。

 

私自身もこのことに気がつくまで、ひたすらビジネス書を読みまくって、読んだ冊数、積み上げた本の山を見て、「これで自分は変われる」、「他の人から抜きん出られる」と、ひとりで悦に入っているような痛い時期がかなり長期間ありました。

 

もちろん、読むだけでも、前向きな気持ちになり、自己啓発書の文字通り、自身が「啓発される」効果はあると思います。ですが、それだけでは足りないのです。

 

 

もう一つ、考え方を変えるポイントとしては、もし複数の著者が同じようなことを言っているのを見かけたら、それを「またこのことか」と受け取ってしまわないことです。

 

そういう場合は、「あの本でも、この本でも、他の本でもこのことについて書いてある。これは『非常に重要なこと』に違いない」と、むしろ逆に、意識・警戒するレベルを高めないといけないということです。

 

どういうことかというと、1人の著者がそれまでの人生で学んでこられて、そして著書の中で主張されている「成功法則みたいなこと」は、「偶然」その著者の場合にだけ成り立った、特殊な法則かもしれません。

 

しかし、全く異なる背景を持つ別の著者も、類似した主張をされているようであれば、その「成功法則みたいなこと」の確からしさが上がり、より多くの人に対して成立する「原理・原則」に近づくと考えられる、ということです。

 

例えて言うなら、学校の授業中に、先生が何度も特定の論点について(さりげなく)触れていたら、

 

「あ、ここ、テストに出るな」

 

と思いますよね。つまりそれだけ重要だということです。

 

もし、複数の人生の先達、つまり本の著者が、同じようなことを著書の中で述べられているのに気がつけたなら、

 

「あ、これ重要だ。人生のテストに出るな」

 

と思えば良いのです。

 

そしてきっちりとテスト対策の準備(≒行動)しておけば、いざという時に慌てずによい点数(≒成長、成果)が取れるはずです。

 

そう考えると、「知っていることばかり書いてある」という食傷気味な読書も、輝きを取り戻すのではないでしょうか。

 

 

気づけたら、行動。テスト対策、私もしっかりとやっていきます。

 

 

〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・自分の中にない気づきを得て、行動する


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・以下の項目が参考になった

 

やることリストの末尾に放置されたままのことを最前列に回す

コンテキストを語る

腹落ちのメカニズム=抽象と具象の2往復

感動のメカニズム=ナラティブ・ストラクチャー

モチベーションは充電しなければ放電する


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・やることリストを見直して実行する

・気づきと行動変革を強く意識して本を読み、そし行動する

 

4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・緊急でないが、重要なことを着実に実行できている

 

・読む時間よりも、そこから学んだことを実行する時間の方が

 長くなっている

 

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