読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

読書日記『アクションリーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"』赤羽雄二 著①

 

アクションリーディング 1日30分でも自分を変える

アクションリーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"

 

 

今日の読書日記は『アクションリーディング  1日30分でも自分を変える"行動読書"』から、読書を行動に変えて成長し、夢を実現するための仕組み作りについて。

 

本来、本には行動に移したくなる力があります。読まなければそういう力も発揮できないので、ぜひとも読んで実践していただければと思います。

 

そうは言っても1冊読んだら、行動に移す前に、すぐ次の本に移ってしまう方が大半ではないでしょうか。読書ブログや読書感想文はありますが、読んだ1冊をもとに、自分は何をどうするのかしっかり書く人はあまりいません。

 

この点を抜本的に改善しようということで「チャレンジシート」を作りました。

 

本を1冊読んだら1ページ作成します。本それぞれでどういう発見があったか、自分の行動をどう変えるのかを書き、どのくらい実行していったか確認をします。

 

それぞれの項目について、説明しましょう。

 

1.この本を読んだ目的、ねらい

文字通り、この本を読んだ目的、ねらいを端的に書きます。これを書くことで自分がなぜその本を選んだのか、当初どういうねらいで読もうと思ったのかが明確になります。

 

2.   読んでよかったこと、感じたこと

ここには本を読んでよかったと思うことを飾らずに書きます。あるいは「この本を選んで失敗だった」ということでもいいです。ここを数行書いておくことで、後で見ても本の価値がすぐに思い出せます。

 

3.   この本を読んで、自分は今から何をするか

本書では、本を読むことが目的ではなく、あくまで自分の仕事や夢を実現する手段としての読書を提唱しています。

 

本を読んだ直後に「この本を読んで、自分は今から何をするのか?」を書いておきます。2〜4項目、できるだけ具体的に書くのがコツです。

 

ここはある意味で、その本に時間とお金を投入したことに対して、「本を読んで自分はこうする!こう変わる!」という自分自身への宣言です。

 

4.   3か月後には何をするか、どうなっていたいか

この本を読んで行動した結果、3か月後には何をしたいか、どうなっていたいかを書きます。チャレンジシートは読んだ本1冊ごとに書きますので、この部分が成長に直結する重要な内容になります。

 

 

 チャレンジシートというのは非常に良い仕組みだと思いました。

 

目的を持って本を読むことで、読書のスピードは早くなります。辞書で単語の意味を調べたい時にその単語が書かれたページだけ読めば良いのと同じですね。

 

そして次に本から得た気づきや学びを書いておく。

1冊の本に含まれる自分にとって有用だと思われる情報はたくさんあります。ところが本を読み終えた直後にこの気づきや学びを書こうとしても、既にかなり読んだ内容が頭の中から抜け落ちてしまっています。それでも、記憶にとどまっている部分を幾つか書き留めておくだけでも、読みっぱなしにしておくよりははるかに有用な読書になると思います。

 

そして大切なのはここからですね。3番目に自分がその本から学んで実行しようと思ったアクションアイテムを具体的に書きます。

 

個人的な経験からは、できる限り簡単に行動に移せるもの、精神的、肉体的、金銭的、時間的なハードルが低いものを設定した方が良いと思います。加えて、あれもやろう、これもやろうと欲張りすぎないことでしょうか。どんなに多くても3つくらいまでにしておいた方が良いと思います。

 

取り組むアクションの数が多すぎると、達成や継続がそれだけ困難になりますし、その行動が取れない日が続くと、「やっぱり自分は行動できない、続けられない人間だ」というふうに、自己評価も下がってきてしまいます。

 

そして最後の4番目に、3番目の項目で決めた行動を行った結果、成長したり何かを達成した、「3か月後の未来の自分の姿」を想像して書きます。

 

「今、ここ」にいる自分よりも、「3か月後」の自分はきっと、前向きで、成長しており、自信があり、何かの目標を達成している。そんな未来の姿を想像するとワクワクしてきます。行動に対するモチベーションも高まります。3か月後というのが、近くて遠い絶妙な期間設定だと感じました。

 

この3か月後の「灯台」の灯りを目印にして、それに到る日々の行動を愚直に実践していくのです。

 

3か月後の状態を「あらかじめ決めておく」ことからも分かりますが、これで終わりではありません。

 

書き終えたチャレンジシートはファイリングしたものを持ち歩いて、週次、月次、3か月後などに振り返りを行うことが推奨されています。このチャレンジシートは、むしろ「振り返りからが本番」だと思います。

 

自分で決めたアクションが取れなかった場合は、それはなぜか、どうすれば行動できるようになるかを考えます。うまくアクションが行えている場合にも、もっと上手くできないか、改善点はないかを考えます。

 

この振り返り作業を通して、繰り返してフィードバックをかけていくことで、成長と目標達成のためのPDCAサイクルが上手く回り出すわけですね。

 

振り返り、フィードバックを自分一人で上手く行える自信がない方は、身の回りの方にお願いしてみるというのも有りだと思います。

 

せっかくなので、早速この本からの学びをチャレンジシートに書いてみます。

 

〈今日のチャレンジシート〉

 1.この本を読んだ目的、ねらい

・本を読んで得た学びや気づきをアウトプットする  

    うまい方法についての知識を得ること。

・読書を成果、成長に繋げる方法についての知識    

   を得ること。

 

2. 読んでよかったこと、感じたこと

・チャレンジシートの仕組みは役立ちそうだと

    思った。早速取り入れたい。

・読書の学びのアウトプット方法として、ブログに    

    書くことは有効であることが確認できた。

・情報収集のためにGoogle アラートを活用する

    方法を学べた。

 

3. この本を読んで、自分は今から何をするか

・読書の学びを自身の成長と成果に繋げていく

    ために、読んだ本について1冊ごとに

    チャレンジシートを作成する。

・作成したチャレンジシートについて毎週末に

    振り返りを行う。

・3か月後に成長したと思うこと、達成できた

    ことを振り返る。

 

4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

・呼吸をするくらい当たり前に毎日ブログなどでの

    アウトプットが行えるようになっている。

・自己肯定感(セルフイメージ)が高まり、

    目の前の課題に対して前向きに取り組み、

    解決できるようになっている。

 

 

よし。では、3か月後の灯台の灯りを目指して、今日も頑張りましょう。