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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

分かりやすい文章を書くためには? 読書日記『必ず書ける「3つが基本」の文章術』近藤勝重 著①

 

 

今日の読書日記は『必ず書ける「3つが基本」の文章術』から体験と気づきと普遍性を踏まえて書くことについて。

 

 

①個人的な体験が題材になっている

②その体験を通して気づいたことが書かれている

③その気づきがどう社会とかかわっているか、普遍的な意味合いを見出そうと努めている。

 

ぼくは①体験②気づき③普遍性――を踏まえて作文を書くことを「個人的体験の普遍化」とか、「個性の普遍化」と言っています。

 

ぼくらは書くことを通して考え、考えることを通して社会とどうかかわっていけばいいのか、自らに問うてもいるわけです。

 

作文はその表現の場の一つですから、書いた内容が一般に広く通じる意味合いを有している、つまり普遍性があれば、そこはちゃんとふれて結びとしてほしいのです。またそれが作文の書き方としては一番オーソドックスに思われます。

 

ところで①の体験は文章の源泉です。文章が花木なら、体験は土壌です。ぼくは常々学生たちに「思う」ことより「思い出す」ことだと言って、こう言葉を加えています。

 

「いい文章の絶対条件は独自の内容です。それは体験を思い出すことを抜きにしては難しいでしょう」

 

「思う」は心の中の一つの判断で、具体的ではありませんが、「思い出す」は記憶の中から具体的に引き出せます。なおかつ、体験したことは自分にしか書けないことです。よしんば同じことを体験した人がいても、人が違えば受け止め方も異なります。気づいたこととともに体験した人はそれぞれに「独自の内容」を持っているわけです。

 

書き始めるときにむすび、つまりラストに何を書くかが頭にあると①②③と全体が見通せて、それだけ楽に書けるということですね。ぼんやりでもいいから、ラストにふさわしい言葉を頭に置いてかかりたいものです。

 

その手立てですが、自分個人と社会一般をつなぐキーワードを求めるのが一番かと思われます。キーワードは何にするか、作文の主題(テーマ)とかかわっていますし、③の普遍性には直結する言葉になるでしょうから、この作業は本来欠かせないものなんです。

 

 

〈今日のコンテンツ〉

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1. 具体から抽象へ

2. 結論を決めておく

3. まとめ

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1. 具体から抽象へ

 

ブログを書くようになってから、それまでさほど興味のなかった、文章の書き方などの本も気になるようになってきました。日本語として文法的に正しい文章が書けているのかどうかというのはもちろんのこと、読んでもらった時に私の言いたいことが正しく伝わるだろうか、分かりやすい文章になっているだろうか、など。

 

もちろん1回の記事を書き上げた後に、全体に目を通しておかしな文章や誤字脱字などは修正するようにしています。しかし、それでもセルフチェックだけではチェック漏れや抜けもきっと残っているでしょう。

 

私はこれまで特に文章を書くための講座を受講していたことはありません。また、短い日記程度のものは書いていましたが、それ以外にある程度の文章を書く機会があったのは、学生時代のレポートや読書感想文くらいです。

 

なので、いざ自分の考えたことをブログのような形式で言語化してみた場合、それが果たしてちゃんと意味が伝わる文章になっているのかということには、あまり自信がありません。

 

 

文章には分かりやすく書くための「型」があるという話はよく聞きます。その「型」にのっとって書けば、どんな人でも、一応、それなりに分かりやすい文章が書けるというものです。

 

例えるなら、クックパッドで紹介されている料理のレシピのようなイメージでしょうか。私も料理をする機会がありますが、クックパッドのレシピはその通りの手順に従って作るだけで、それなりにおいしいおかずができあがりますのでとても重宝しています。

 

本書ではそんなクックパッドのレシピのように①何を書くか②どう書くか③どう構成するか、という「3つの基本」に従って、それぞれの項目について、「3つ」の押さえるべきポイント、「型」が紹介されています。それに従って書けば、それなりに「読める」文章が仕上がる仕組みです。

 

中には無意識のうちに使っていた「型」もありましたが、意識して使うのと、意識しないで使っているのとでは、全然読みやすさ、伝わりやすさが変わってくるのではないかと思います。

 

今回引用した箇所は、①体験②気づき③普遍性という「型」が紹介されている部分です。個人個人それぞれで違う体験と、それを自分なりの視点でみた気づき、そしてその社会への適用という流れで文章を書く、という話です。

 

この流れを見て頂けると分かる通り、最初の①体験という「具体的な事例」から②の気づきと③の普遍性を経て、その具体例の内容がどんどん「抽象化」されていっていることが分かります。

 

「具体」と「抽象」というセットのどちらかが欠けていると何が言いたいのか分かりにくい文章になってしまうのではないかと思います。

 

「具体例」だけだとそれこそ個人の日記に近いものになります。人に見せることを前提としていないならばそれでも良いのだと思います。一方、「抽象」だけだと言いたいことのイメージが掴みにくくなります。

 

このセットを組み合わせて、身近な「具体」から入って、そこから「蒸留」や「ろ過」をするように気づきや学びを「抽出する」、そしてさらに「個人的なバイアス」などの「不純物」を取り除くことでさらに純度を高めて他の人や社会にも通じるよう「普遍化」する。

 

私自身を振り返ってみると、実際のところ、個人的な「気づき」や「学び」までは毎回辿り着いているのですが、そこからさらに「普遍化」できているかというとそのレベルにはまだまだ到達できていない気がしています。でも、このブログを読んで頂ける方にも「気づき」や「学び」を持ち帰って頂けるよう、そこを目指していきたいと思います。

 

 

2. 結論を決めておく

 

③の普遍化の部分、最後に「要するに何を伝えたいのかにつながるキーワード」をあらかじめ決めておくと、文章はとても書きやすくなるそうです。これは確かに、最終目的地が決まっているレースをそうでないレース(そんなものがあるのかは分かりませんが)を考えてみると理解できます。

 

最終目的地が最初から分かっていれば、途中で道を外れたとしても、それに気づいた時点で軌道修正して、目的地に近づくことができます。

 

一方、最終目的地が分からない場合は、そもそもどの方角に走り出したものか、どれだけの距離走ればよいのか、全て行き当たりばったり、ということになってしまいます。

 

学生時代に英語のレポートを書いた時に、そのレポートの書き方の「型」の一つとして「PREP(プレップ)」というものを教わりました。これはPoint(要点、主張)とReason(その理由)、次にExample(具体例)、そして最後にもう一度Point(要点、主張)という構成のことです。

 

この構成に従うことで分かりやすい論理展開を行うことができます。

 

ビジネス文書の場合でも「要するに何が言いたいのか」、「結論を最初に明示する」というのは当たり前のことです。

 

こういったブログのような文章を書くことでも、自分が何を伝えたいのかを意識して、タイトルなり、本文の見出しなりを先に考えておくようにしたいですね。そのような大枠の構成が先にできていれば、文章を書き上げるのも早くなってくるのではないかと思いました。

 

 

3. まとめ

 

・①体験②気づき③普遍性という、「具体」→「抽象」の流れで文章を書く

・自分独自の内容は、自分のこれまでの体験を「思い出す」ことで見つかる

・結論や全体構成を先に決めておけば、文章が書きやすくなる 

 


〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・分かりやすく、伝わりやすい文章を書く力を向上させる


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・基本の型が多数紹介されており非常に使いやすい 


3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・この本に記載されているいろいろな型を使って

 文章を書く練習を行う


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・さまざまな基本の型を一通り使いこなせるようになっている

 

・気づき→普遍化への展開が今よりも上手になっている


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