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読書尚友

先人の叡智を自分の行動に落とし込んで、成長と成果に変えていくブログ。焼きたてのトーストにバターを塗るように、日々の学びを薄く薄く伸ばして染み込ませてゆく

AIが発展した社会で仕事を続けるためには? 読書日記『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』小林雅一 著①

 

 

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)

 

 

今日の読書日記は『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』から、AIの基本技術の独占による日本の産業の危機と私たちの仕事への取り組み方について。

 

 

昔も今も大切なことは、大抵、後になってから気付くものです。この30年あまりの間に、その後のハイテク産業を左右するいくつかのキー・テクノロジーが世に出ました。それは「(ウィンドウズのような)世界標準OS(基本ソフト)」、「インターネット」、そして最近のスマートフォンに代表される「モバイル技術」です。

 

これら大きな技術革新の波に乗り遅れたばかりに、日本のエレクトロニクス・メーカーは衰退しました。今から思えば、なぜあんな自明なことに気付かなかったのか。あれをちゃんとやっておけば、今頃こんなことになっていなかったのに――家電業界の関係者が今さらそう嘆いたところで、手遅れです。

 

おそらく今から30年後に、現在を振り返ったとき、まさに当時のパソコンやインターネットに匹敵する技術が、今の「AI」と「次世代ロボット」なのです。このチャンスを今回、日本企業がまたも逃してしまえば、それはエレクトロニクスのような一分野の衰退では収まりません。なぜならAIと次世代ロボットは、前述のように、あらゆる産業を根本的に塗り替えてしまうからです。

 

特にグーグルは、自動運転車を嚆矢(こうし)とする時差代ロボット用のAI型OS(基本ソフト)を押さえようとしています。ちょうどモバイルOS「アンドロイド」で、世界の携帯端末メーカーや通信キャリアに対し主導権を握ったのと同じことをやろうとしているのです。それと同じ夢がAI・ロボット分野でも実現すれば、今度は携帯産業だけでは済みません。日本の全産業がグーグルの支配下に入ってしまうでしょう。

 

 

〈今日のコンテンツ〉

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1. キーテクノロジー

2. 私たちにできること

3. まとめ

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1. キーテクノロジー

 

 

 人工知能とそれに関連した技術は「第4次産業革命」とも呼ばれています。(ちなみに第1次産業革命は「蒸気機関」、第2次は「内燃機関とエレクトロニクス」、第3次は「インターネットとコンピュータです)。

 

革命の比喩が示す通り、革命の起こる前後では社会状況が大きく変化すると考えられます。

 

引用文中で言及されている「AI」と「ロボット」の技術を押さえることがなぜ大切なのかというと、その2つで人間の労働の代替が可能になると見込まれるためです。

 

AIは人工知能の名前の通り、人間の脳の部分に該当します。それに対して人間の体の部分に該当するのがロボットになります。それに人間の神経に該当する沢山のセンサーも含めて、この「AI」と「ロボット」という2つのキーテクノロジーの基本となる部分を独占することができれば、将来的にロボットが人間の代わりに働くようになった時に、莫大な利益を生むことが見込まれるというわけです。

 

製造業の工場で働くロボットのみならず、サービス業においても人間の代わりにロボットが働いているということも十分に起こり得るでしょう。従って、その波及効果は全産業に及びます。

 

かつてパソコンのOSでWindowsが市場を席巻した時にはパソコン業界だけの話で済みました。スマートフォンのOSのシェアでAndroidiOSを逆転しても、それはスマートフォン業界の中での話で済みました。もう少し大きなくくりで捉えると、いずれも「情報通信業界」の話でした。

 

情報通信業界にいて煮え湯を飲まされた方以外で、現在進行しているAIの技術の発展を我が事として考え、明日は我が身と戦々恐々とする人は少ないのではないかと思います。

 

個人的には、決して悲観的になる必要はないとは思うのですが、自身の仕事も含めて、どんな職業でも今後は人工知能を備えたロボットに置き換えられる可能性があるとは思っておいた方が良いのではないかと思います。

 

 

2. 私たちにできること

 

 

では私たちはロボットに仕事を奪われるかもしれないこれからの社会の中で、どのように自分の仕事と生活を守っていけば良いのでしょうか。

 

今回取り上げた本ではありませんが、人口知能関連の本を読んでいると、

 

 ・クリエイティブ系の仕事

(小説を書く、映画を撮る、発明する、企画を考えるなど)
・マネジメント系の仕事

(工場や店舗の管理、会社の経営など)
・ホスピタリティ系の仕事

(介護士、看護士、保育士やスポーツインストラクターなど)

 

は、最後まで人工知能に代替されにくいのではないか、ということが書かれています。

 

ですが、万人がこれらの仕事に就けるわけでも、また、適性があるわけでもありません。

 

1つの方法として、自分の仕事に上記の要素を取り入れてみるのはどうでしょうか。

 

例えば、仕事の効率を高めるためのアイデア出しをするのも創造性の発揮です。意思決定を早く、数多くこなすようにするのも、自分のマネジメント能力の向上に繋がります。デスクワークばかりでなく体を動かし、人と接しないと成り立たない業務を入れること、また、コミュニケーション能力を磨くこともホスピタリティの醸成になります。

 

そしてこれら3つを掛け合わせて実践すれば、自分の代わりにロボットが働くのを防ぐ障壁を高くすることはできるでしょう。

 

ですが、それは一時しのぎで、結局いずれ全ての労働はロボットで代替可能になる時代は来てしまうのかもしれません。早ければ、私たちが現役で働いている間にも。

 

そんな時代をどう捉えるか。悲観的にも楽観的にもみることができると思います。

 

悲観的に見つめるなら、、「全ての仕事がロボットに置き換えられてしまった!」→「もう自分の仕事がない。これからどうしよう、、」と途方にくれることになります。

 

でも、楽観的に見つめるなら、「全ての仕事がロボットに置き換えられてしまった!」→「これからは逆に人の手作りのものに付加価値がつくはず!」と考えることもできると思うのです。

 

そうすると、それは「新たなビジネスのチャンス」となります。今、我々が手足を動かして行っている仕事が「人間の手によるもの」というだけで価値がつく時代です。

 

そんな時代が来るとして、現時点での結論としては、今の私たちの仕事の能力を高めること、常に成長を志すことがやはり1番大切なことなのではないかと思います。それが未来を生き抜く力をつけることにつながるのではないかと考えました。

 

 

3. まとめ

 

・AIは人間の脳に、ロボットは人間の体に該当する

 

・この2つのキーテクノロジーをGoogle

    押さえられるとその影響は日本の全産業に及ぶ

 

・いずれ人間の労働が全て人工知能とロボットに

    代替される時代が到来したとしても、

    そこには新たなビジネスチャンスがあるはず

 


〈今日のチャレンジシート〉
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1.この本を読んだ目的、ねらい

 

・AI技術の現在地と今後の影響について学ぶ


2. 読んでよかったこと、感じたこと

 

・様々な事例を通してAI技術がどこまで進歩

    しているのかを学ぶことができた

 

3. この本を読んで、自分は今から何をするか

 

・AIに関するニュースを日々チェックして、

    自分の仕事や社会への影響を考える

 

・自分の創造性、管理能力、ホスピタリティを

    高めていく


4. 3か月後には何をするか、どうなっていたいか

 

・AIについて今よりも広く知識を得ている

 

・AIが作るであろう未来を今よりも明確に

    思い描くことができるようになっている

 

・AI全盛社会でも自分にできそうな仕事の

    タネを見つけている

 
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